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インプラント治療失敗…下アゴ手術

インプラント失敗についてお伝えします。その1つとして下アゴにインプラント埋入する際に起こることがある下歯槽神経麻痺があります。

下歯槽神経麻痺はインプラントを下アゴの奥に埋め込む際に発生することが多いものです。もともとインプラントは顎の骨を削って埋め込むものですが、その際に中に通っている神経を傷つけてしまうことがあるのです。

下歯槽神経は下顎の骨の中に通っており、舌や唇の感覚を司っています。これが傷つけられると下唇、下アゴの感覚が麻痺し問題をもたらすことになります。重篤になりますと顎や唇を動かすことはできるのですが、感覚が麻痺しているため、思うように動かすことができなくなるのです。

大きく分けますと3つになるかと思います。

1、知覚、痛覚の広範囲脱出...ドリルによる神経切断(完全)

症状として、まったく感じない

2、知覚、痛覚の小範囲脱出...ドリルによる神経切断(部分)

症状として、感じるがすこしわかりにくい

3、知覚、痛覚の異感覚、錯感覚...インプラント体の圧迫や接触

症状としてピリピリ、ビリビリと変な感じ

鈴木歯科クリニックでも過去に1度だけピリピリ、ビリビリと変な感じがする知覚、痛覚の異感覚、錯感覚(インプラント体の圧迫や接触が原因)が残念ながら起きています。

予防法としてはCT撮影による術前の診査が必須であり、さらに画像ソフトにおける術前のシュミレーションが必要になります。もちろん実際治療をおこなう歯科医師の技術も問われます。

CT画像では1o単位で正確に下歯槽神経までの距離が計測できるので2o手前までを目標に埋入すれば回避できることが可能となります。

実際におきてしまった場合対処として、麻痺に対しては、薬物療法、や星状神経ブロックや、半導体レーザーなどが使われます。薬物としては、ビタミンB12やATPと言う薬が使われますが、少々気休めな様な感じで、神経が切断されていなければ、時間の経過を待つしか無いような印象です。あと、回復する時期に伴う、知覚異常には、局所麻酔薬や、ステロイド剤、非ステロイド剤、抗うつ剤、抗痙攣剤を使います。

外科処置には「絶対大丈夫」はないのですが、 リスクを可能な限り少なくすることは大切なことと思います。

 

 

歯科・山形県山形市南栄町の鈴木歯科クリニック