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入れ歯(義歯)の弱点

入れ歯(義歯とも言います)とインプラントの違い、主に入れ歯の弱点について述べたいと思います。私は7年間の大学医局員時代に総入れ歯や部分入れ歯を専攻してきましたが、やはり入れ歯ではどうしてもできないことがあると思っています。 

 以前までは、歯周病などで抜歯になった時にはブリッジや入れ歯で対応してきました。抜歯される本数が多かったり、連続して抜歯された時にはブリッジの適応ではなく部分入れ歯の対応となりました。

 ただ部分入れ歯は誤解を恐れずに言えば、「ゆくゆくは抜歯につながる時限爆弾」と思っています。どういうことかと言いますと、クラスプと呼ばれる入れ歯を安定させるバネがあります。このバネがくせものなのです。確かに入れ歯を安定させるには必要不可欠のものなのですが、ゆっくりとバネがかかっている歯をだめにしていくのです。

 すでに入れ歯をお使いの方は「なるほど」、「確かにそうだ」など心当たりがあるかと思います。

 どういうことかと申しますと、入れ歯になっているときは連続して2本から3本失っており、それを失った歯から1番近い歯にバネをかけます。しかもたいていは大臼歯と呼ばれる大きい歯のかわりに小臼歯とよばれる小さい歯にぶらさがるようになります。私が患者様に説明する時は「子供1人に大人2人から3人がおんぶするようなもの」とお伝えしております。

入れ歯の最大の欠点はここにあると思います。

また「咬める」という視点で申しますと「残念ながらあまり咬めません」という回答になるかと思います。私自身義歯を装着しておりませんので体感した感想は言えませんが、やむおえず入れ歯になった方に聞きますと「あんまりかめないなー」という返事が返ってきます。データでは8分の1とか言われているようです。ですから2本から3本程度の義歯の方は、自分の残った歯で食事をした方が便利なため、せっかく製作しても装着しなくなってしまい、引き出しにしまっておくことが多いようです。これがまた「片咀嚼」と呼ばれる偏った咬み方になるため、残りの歯にまで影響を及ぼし、最終的に抜歯につながるのです。

もちろん良さもあります。まずはインプラントのように外科処置が必要なく簡便にできます。回数も3~4回で済みます。総入れ歯に近い方は慣れてしまっているので「入れ歯で咬む」ということを上手におこなっているで苦にはならないようです。

他によく言われることには「邪魔だなー」とか「違和感」、「とってもいれていられない」なども多いようです。床とよばれる人工の歯ぐきの部分が厚みがあるため異物感がでるようです。また嘔吐反射の強い方も「苦しい」という表現を使われます。

インプラントの最大のよさは「人前でもバリバリとなんでも食べられる」、「バネがみえないので自然な口元でいられる」、「スポーツや外出しても気にならない」などがあります。

 

 

歯科・山形県山形市南栄町の鈴木歯科クリニック