歯科よろず相談所 今日のヘェー まとめ138
今日のヘェーその398
定期的なメンテナンスが必要がない方がいます。
先日、歯科セミナー終了後に質問を受けて気づかされたことがあります。
それは、この質問をされた方には定期的なメンテナンスが必要がないなと感じたことです。
現在、歯科医院へは歯科治療を受けるためだけではなく、自分の歯を生涯使い続けるために、予防のために通う所でもあります。
虫歯や歯周病になってから歯科医院へ行くのではなく、病気にならないために行くところという意味です。
予防のためには、毎日のセルフケアと歯科医院での定期的なメンテナンスの2つが両輪となっています。
でも質問をされた方は、それはそれは念入りに歯磨きをしておられるようでした。
磨き方を聞いてみますと、一通り丁寧に歯磨きしたら、次に歯間ブラシや糸ようじで歯の間を磨き、さらに奥の届きにくい所や裏側は、1本磨き用の歯ブラシで磨いているとのことでした。
そもそも歯科セミナーを受講しなくともいいくらい、歯に関することもよく御存じでいました。
歯のこと、健康のこと、とても関心がおありなんですね。確か、歯科治療もほとんど受けたことがないとおっしゃられていました。
歯科治療の多くはバイキンによる感染症です。
いかに、歯肉周囲や歯の表面についた細菌を除菌するかにかかってきます。
多くの方はブラッシングだけでは、コントロールしきれていません。
ですので、毎日のセルフケアだけではなく、定期的なメンテナンスの必要性を歯科医は訴えます。
でも、歯医者とは無縁だという方はなかにはおられますよね。何故だろうとは以前より思っていました。(子供頃から親からの感染がないことも理由として考えられます)
お話を聞いて「なーるほど、ここまで磨いている方や歯に関心のある方は、自分で徹底的に管理されているから定期的なメンテナンスは不要かもしれない」と感じました。
ですので、御自身で管理されている方は、異常がないか歯科検診受けるだけでもいいかもしれません。
P.S
体の健康診断でも、異常がないとほっとしますよね。ですので、歯科検診も虫歯がなくとも歯周病でなくともチェックは受けてくださいね。
今日のヘェーその399
歯を抜きっぱなしにしておくと、反対側の歯肉を咬んでしまう?
「歯肉が傷ついて痛いのですが」という主訴で50代後半の女性の患者様が来院されました。
若い方ですと、口内炎、歯ブラシによる傷、親知らずの歯肉部分の清掃不良による痛み等を疑います。
でも、中年以降になりますと、それ以外にも歯肉に傷ができることがあります。
それは、奥歯を抜きっぱなしにしたために、抜いた反対側の上(または下)の歯が伸びてきてしまい、、抜いたままの歯肉に咬みこんで来る場合です。
口の中では、かみ合う歯がありませんと、抑え込む力がなくなりますので歯は伸びてきます。特に下の奥歯がありませんと、上の歯は簡単に下に伸び出します。
また、1本だけでなく、左右の奥歯が数本失ったままですと、全体の咬み合わせが低くなり、その結果隙間がなくなり、さらに歯肉を咬みこ込みます。
実際には歯肉を咬みこむケースは少ないのですが、あとわずかで咬みこんでしまうことは多くあります。
このことは入れ歯がよく壊れる方に見られ、隙間が少ないために入れ歯がペラペラに薄くできてしまうので欠けてしまうからです。
また、「奥歯がなくて咬めないから、入れ歯やインプラントを装着しよう」と患者様が決断しても、「歯を入れる隙間がない」状態になります。
対処としては、伸びきった歯の神経を除去し、歯を短くしてかぶせ物をかぶせたり、低くなった咬みわせをかぶせ物で奥歯全体を高くして、新しい歯を入れる「隙間」を確保します。
歯並び自体を変えるために矯正治療を選択される方もおられます。
長期間、歯がないことは咬めない、他の歯に負担がかかるということだけではなく、あらゆるところに弊害が出ます。
P.S
奥歯がないままの方は意外と多いと思います。見た目に影響がないからという理由だと思いますが、じわじわとその影響はやってきます。
今日のヘェーその400
タバコのヤニはしっこい汚れです。
歯の着色を気にされて歯科医院でのクリーニングを定期的におこなわれている患者様がおられます。
皆さんは定期的クリーニングといいますと、汚れを落とす「車の洗車」をイメージされると思います。
でも定期的なクリーニングは歯の汚れや着色をとるだけでなく、虫歯や歯周病予防にも効果があります。
ある意味、一石二鳥なんですね。
話は戻りますが、歯科医院で歯の着色をとる際に1番大変なのが「タバコのヤニ」です。
歯の表面にこびりつくようについていますので、ヘビースモーカーの方や1年ぶりにヤニ取りを来られた方は1時間では清掃しきれないくらいになります。
また、厄介なのが歯の間についたタバコのヤニは、正直なところ除去が
困難です。
歯間の着色は残ってしまいます。
歯磨き粉の中でも「タバコのヤニが取れる」とうたっている研磨性の高い製品も販売されています。
研磨性が高いため、確かにとれますが傷をつけることにもなりますから、再度着色しやすいことにつながります。
例えて言いますと鏡をたわしで強く擦るようなものです。
歯科医院でのヤニとりは、超音波でこびりついたヤニを除去した後に、シリコンを利用して研磨剤で磨きあげます。
タバコのヤニとり(着色除去)は、期間をあけずに行うのが白い歯を維持することになります。
P.S
嗜好品ですので強くは言えませんが、1番効果的なことは禁煙です。
※こちらはHPリニューアル前の過去記事のまとめたものになります。
公開日が実際の投稿日と異なることがありますが、予めご了承ください。
山形で歯医者・歯科医院をお探しの方は鈴木歯科クリニックにご相談ください。
虫歯治療・歯周病治療・矯正歯科・小児矯正歯科・審美歯科・予防歯科・インプラント・入れ歯などの治療に対応しております。 マイクロスコープ、歯科用CTレントゲンを完備しておりますので、より精密な治療が可能です。
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