予防歯科とは?目的・メリット・治療内容・費用をわかりやすく解説

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予防歯科とは?目的・メリット・治療内容・費用をわかりやすく解説

「予防歯科」という言葉を聞いたことがありますか?虫歯や歯周病になってから治療するのではなく、病気を未然に防ぐためのケアを行うことが予防歯科の目的です。

日本では「歯が痛くなってから歯医者に行く」という方がまだ多いですが、歯科先進国では「痛くなる前に通う」のが当たり前になっています。本記事では、予防歯科の定義や重要性、具体的な治療内容、費用、通院頻度まで詳しく解説します。

予防歯科とは?治療から予防へ変わる歯科医療

予防歯科とは、虫歯や歯周病などの口腔トラブルが起きてから治療するのではなく、トラブルが起きる前に予防することを重視した歯科医療を指します。

従来の歯科医療は「悪くなったら削る・抜く」という治療が中心でした。しかし一度削った歯は元に戻らず、治療を繰り返すたびに歯の寿命は短くなってしまいます。

予防歯科の基本は、歯科医院での定期的な検診やプロフェッショナルケアと、自宅での毎日のセルフケアを組み合わせることにあります。この2つを継続することで、虫歯や歯周病のリスクを大幅に下げることが可能となります。

予防歯科と定期検診の違い

予防歯科と定期検診は混同されがちですが、厳密には異なる概念です。

定期検診
口腔内の状態をチェックして問題がないか確認することが主な目的となります。

予防歯科
より積極的に虫歯や歯周病を予防するための処置を行い、セルフケアの指導まで含む総合的な取り組みを指します。

予防歯科という大きな枠組みの中に、定期検診が含まれていると考えるとわかりやすいでしょう。

予防歯科の重要性が高まる背景

予防歯科がなぜ注目されているのか、その背景を見ていきましょう。

日本の予防歯科はまだ遅れている

歯科先進国として知られるスウェーデンでは、1970年代から国を挙げて予防歯科に取り組んできました。その結果、80歳時点での平均残存歯数は約20本とされています。

一方、日本の80歳の平均残存歯数は約17本です。改善傾向にあるものの、歯科先進国との差はまだ大きいのが現状といえます。

スウェーデンでは国民の約90%が定期的に歯科医院に通っているのに対し、日本では定期的に通院している人はまだ半数程度にとどまっています。

口腔の健康は全身の健康につながる

近年の研究により、口腔の健康が全身の健康と密接に関係していることが明らかになっています。

特に歯周病は、糖尿病、心疾患、脳卒中、認知症、誤嚥性肺炎など、さまざまな全身疾患との関連が指摘されています。歯周病菌が血管を通じて全身に広がることで、これらの疾患のリスクを高める可能性があるのです。

予防歯科で口腔内を健康に保つことは、全身の健康を守ることにもつながります。

鈴木歯科クリニックの予防歯科についてはこちらから

予防歯科のメリット

予防歯科に取り組むことで、どのようなメリットが得られるのでしょうか。

虫歯や歯周病を未然に防げる

予防歯科の最大のメリットは、虫歯や歯周病にならないようにすることです。定期的に歯科医院でチェックを受けることで、自分では気づきにくい初期の虫歯や歯茎の炎症を早期に発見できます。

問題が小さいうちに対処すれば、大がかりな治療を避けられるでしょう。

歯の寿命を延ばせる

人間の永久歯は、一度失ってしまうと二度と生えてきません。入れ歯やインプラントなどの代替手段はありますが、天然の歯に勝るものはないでしょう。

予防歯科に取り組むことで、自分の歯を長く使い続けられる可能性が高まります。80歳になっても20本以上の歯を保つ「8020運動」の達成にも、予防歯科は大きく貢献します。

将来の医療費を抑えられる

予防のために定期的に歯科医院に通うことは、一見するとコストがかかるように思えるかもしれません。しかし長期的な視点で見ると、予防にかける費用のほうが圧倒的に経済的といえます。

虫歯が進行して神経を取る治療や、歯周病が悪化して抜歯が必要になった場合、その後の補綴治療には高額な費用がかかります。インプラント治療ともなれば、1本あたり30万〜50万円の費用が必要になる場合も多くあります。

全身の健康維持につながる

前述の通り、口腔内の健康は全身の健康と密接に関係しています。予防歯科で口腔内を清潔に保つことは、糖尿病や心疾患などのリスク軽減にもつながる可能性があります。

口臭や着色汚れを改善できる

口臭の原因の多くは、口腔内の細菌や歯垢、歯石にあります。定期的なクリーニングで口腔内を清潔に保つことで、口臭の予防・改善効果が期待できます。

また、コーヒーや紅茶、ワインなどによる着色汚れも、プロフェッショナルケアできれいに落とせます。

予防歯科で行う治療内容

予防歯科では具体的にどのような処置を行うのでしょうか。プロフェッショナルケアとセルフケアに分けて解説します。

プロフェッショナルケア(歯科医院で行う処置)

定期検診・口腔内チェック

予防歯科ではまず、口腔内の状態を詳しくチェックします。虫歯の有無、歯茎の状態、歯周ポケットの深さ、噛み合わせなどを確認し、リスクを評価していきます。

必要に応じてレントゲン撮影や口腔内写真の撮影を行い、目視では確認できない部分の状態も把握します。

PMTC(プロフェッショナルクリーニング)

PMTCとは、Professional Mechanical Tooth Cleaningの略で、歯科衛生士が専用の器具を使って行う歯のクリーニングです。毎日のブラッシングでは落としきれない歯垢や着色汚れを、徹底的に除去していきます。

研磨剤を使って歯の表面を滑らかに仕上げるため、クリーニング後は歯垢が付きにくい状態になります。施術中の痛みはほとんどなく、心地よいと感じる方も多いでしょう。

歯石除去(スケーリング)

歯垢が石灰化して硬くなったものが歯石です。歯石は歯ブラシでは除去できないため、スケーラーと呼ばれる専用の器具を使って取り除きます。

歯石は歯周病菌の温床となるため、定期的に除去することが歯周病予防に欠かせません。

フッ素塗布

フッ素には歯のエナメル質を強化し、虫歯になりにくくする効果があります。歯科医院で高濃度のフッ素を塗布することで、より高い予防効果が期待できます。

フッ素塗布は子どもだけでなく、大人にも有効な処置です。特に歯茎が下がって露出した歯根部は虫歯になりやすいため、定期的なフッ素塗布が推奨されています。

シーラント

シーラントは、奥歯の溝をプラスチック樹脂でコーティングし、虫歯を予防する処置です。奥歯の溝は歯ブラシが届きにくく、汚れが溜まりやすい場所であるため、特に子どもの虫歯予防に効果的とされています。

ブラッシング指導

歯科衛生士から正しいブラッシング方法や、デンタルフロス・歯間ブラシの使い方を学ぶことで、セルフケアの質を高められます。

一人ひとりの口腔内の状態に合わせて、適切なケア用品の選び方や磨き方のコツを教えてもらえるのも、予防歯科のメリットといえるでしょう。

セルフケア(自宅で行うケア)

毎日の丁寧な歯磨き

予防歯科において、プロフェッショナルケアと同じくらい重要なのが、毎日のセルフケアです。1日2回以上、丁寧に歯を磨く習慣をつけましょう。

歯ブラシは歯と歯茎の境目に45度の角度で当て、小刻みに動かすのが基本です。力を入れすぎると歯茎を傷つけてしまうため、軽い力で磨くのがポイントとなります。

デンタルフロス・歯間ブラシの活用

歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れを十分に落とすことができません。デンタルフロスや歯間ブラシを併用することで、より効果的に歯垢を除去できます。

フッ素入り歯磨き剤の使用

市販の歯磨き剤にもフッ素が含まれているものが多くあります。フッ素入りの歯磨き剤を使用することで、日常的に虫歯予防効果を得られるでしょう。

予防歯科の費用と保険適用

予防歯科の費用は、保険適用の範囲内で受けられる処置と、自由診療となる処置があります。

保険適用となるケース

歯周病の検査や治療目的での歯石除去など、病名がつく処置は保険適用となることが多いでしょう。費用は3割負担の場合で1回あたり2,000〜3,000円程度が目安となります。

自由診療となるケース

PMTCやホワイトニングを兼ねたクリーニングなどは自由診療となることが多く、5,000〜15,000円程度かかるケースもあります。歯科医院によって内容や料金は異なるため、事前に確認しておくことをおすすめします。

予防歯科は何歳からでも始められる

予防歯科は、年齢に関係なくいつからでも始められます。

子どもの場合は、乳歯が生え始めた頃から歯科医院に通い始めることで、虫歯予防の習慣を身につけられます。フッ素塗布やシーラントは、子どもの虫歯予防に特に効果的な処置です。

大人の場合も、「今さら遅い」ということはありません。何歳から始めても、予防歯科に取り組むことで将来の歯の健康を守ることができます。

まとめ:予防歯科で生涯健康な歯を守ろう

予防歯科とは、虫歯や歯周病などの口腔トラブルを未然に防ぎ、生涯にわたって健康な歯を維持することを目的とした歯科医療のアプローチです。

「治療」から「予防」へと歯科医療の考え方が変化するなか、定期的に歯科医院に通う方が増えています。予防歯科に取り組むことで、虫歯・歯周病の予防、歯の寿命の延長、将来の医療費削減、全身の健康維持など、多くのメリットが得られます。

「痛くなってから行く」のではなく、「痛くならないために通う」。

予防歯科は、そんな新しい歯科医院との付き合い方を提案しています。まだ予防歯科を始めていない方は、まず歯科医院に相談してみてはいかがでしょうか。

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