虫歯治療では何をするのか?初診の日から治療が終わるまでの流れ

虫歯治療では何をするのか?初診の日から治療が終わるまでの流れ

歯科医院に行くと、その日のうちに削られるのだろうかと身構えてしまう方は多いのではないでしょうか。実際には、初診の日にいきなり削りはじめることはあまりありません。何がどの順番で行われるのかを知っておくと、身構えずに一歩を踏み出せます。

この記事の監修者

鈴木 喜之

鈴木 喜之(すずき よしゆき)

医療法人社団 鈴木歯科クリニック 理事長・院長

昭和大学歯学部を卒業後、同大学第2歯科補綴学教室(全部床義歯学)に入局。その後、平成8年に山形市にて鈴木歯科クリニックを開院。

「山形という地方でも良質な歯科医療を提供したい」という想いのもと、その場しのぎの治療ではなく「長く健康でいられるための治療」を理念として診療を行う。予防管理をはじめ、マイクロスコープを用いた精密治療やインプラントなど、口腔内全体の健康を長期的にサポートする包括的な歯科診療を提供している。

初診の日は検査が中心で削らないことが多い

当院の初診では、まずお話を聞いて検査を行い、そこで得られた情報をもとに次回から治療に入ります。痛みが出ている場合は応急処置をしますが、痛みがなければ診査と診断で終了です。

予約と問診票

ご予約のときは、気になっていることをそのままお伝えください。当日はお越しいただいたら待合室で問診票のご記入をいただきます。健康保険証は必ずお持ちください。

お薬を飲んでおられる方は、お薬手帳もあわせてお持ちいただけると確認が早く済みます。持病がある方や、以前に麻酔で気分が悪くなったことがある方は、問診票にその旨をご記入ください。書ききれない場合は、口頭でお伝えいただいて構いません。

まずお話を聞く

痛いところだけでなく、不安に感じていることや、過去の歯科医院で嫌だった経験もお聞きします。何が苦手なのかが分かっていれば、そのあとの進め方を合わせられるからです。ここを飛ばして器具を口に入れることはしません。

検査をして、痛みがあれば応急処置

検査の内容は次の章でご説明します。痛みが出ている場合は、その日のうちに原因を取り除く応急処置を行います。痛みがない場合は、診査と診断までで初日は終わりです。

応急処置は、痛みの原因を取り除くことが目的です。腫れが強く出ているときは、その日にできる処置と、落ち着いてから行う処置を分けることもあります。無理に一度で片づけようとすると、かえって腫れや痛みが長引くためです。

詳しい説明は2回目以降

初回は検査が中心ですので、詳しい説明や今後の治療については2回目以降にお伝えします。撮影した画像や検査の数値を見ていただきながら進めるほうが、納得していただけるからです。最後にお会計と次回のご予約をお取りします。初回はすべて保険適用です。

2回目には、どこにどれだけ虫歯があるのか、どの順番で治療を進めるのかをお話しします。疑問があればその場でお尋ねください。納得できないまま治療に入っても、通い続けることが難しくなります。

検査では何を見ているのか

削る前に検査をするのは、目で見えている部分だけでは範囲が分からないからです。当院では、レントゲン撮影と歯周病検査、必要に応じて口腔内写真の撮影を行います。

レントゲン撮影

歯と歯のあいだや、詰め物の内側は、外からは見えません。レントゲンを撮ることで、内側でどこまで広がっているのか、根の先に変化がないのかを確かめます。削る範囲を決めるためにも欠かせない情報です。

以前に治療した歯が多い方ほど、レントゲンで分かることは増えます。詰め物の下で進んだ虫歯は、鏡で見ても分かりません。痛みが出ていない歯にも変化が見つかることがありますので、気になっている歯だけを撮るという形はとりません。

歯周病検査

虫歯を診るのになぜ歯ぐきを調べるのかと思われるかもしれません。歯ぐきが下がっていれば根の部分が出て虫歯になりやすくなりますし、炎症が強ければ治療の進め方も変わってきます。お口全体の状態をそろえて把握するための検査です。

歯ぐきの状態は、治療の順番にも影響します。炎症が強いまま被せ物を作ると、治ったあとに歯ぐきの位置が変わって合わなくなることがあるためです。どちらを先に手をつけるかを決めるうえでも、この検査は欠かせません。

口腔内写真の撮影

必要に応じてお口の中を撮影します。文字や言葉だけでは伝わりにくい部分も、画像があれば一目瞭然です。治療の前後を見比べていただくこともできます。

削って詰めるまでに何をするか

虫歯の範囲が浅い場合は、削って詰めるところまでで治療が完結します。ただし、やみくもに削るわけではありません。

取るべき部分を染め分ける

当院ではう蝕検知液という薬剤を使い、取り除くべき部分と残せる部分を染め分けながら進めます。健康な部分まで削ってしまうと歯はもろくなりますので、削る量を最小限にとどめるための工程です。マイクロスコープや拡大鏡で拡大して見ることも、余計なところを削らないために役立ちます。

その場で詰める場合と型を取る場合

厚生労働省の健康日本21アクション支援システムは、むし歯がエナメル質や象牙質までの範囲であれば、その部分を削り取ってレジンと呼ばれる合成樹脂を詰めると説明しています。範囲が小さければ、削ったその場で詰めて1回で終わります。

出典:むし歯の治療の流れ(厚生労働省 健康日本21アクション支援システム)

削った範囲が大きい場合は、型を取って詰め物や被せ物を作ります。この場合は、型取りの日と装着の日で通院が2回に分かれる形です。当院ではセラミックによる治療にも対応していますので、材料の違いについては検査の説明のときにお伝えします。

神経の処置に進んだ場合は何をするか

虫歯が神経まで達していた場合は、根管治療という段階に進みます。ここからは通院の回数も時間も増えます。

根の中を清掃する

同じく厚生労働省のページは、むし歯が歯髄まで到達した場合や細菌が歯髄に感染した場合には、歯髄を除去する必要があると述べています。当院ではニッケルチタン製のファイルという細い器具を使い、根の中を清掃していきます。

根の中は細く曲がっていて、肉眼では見えません。マイクロスコープで拡大しながら進めるのは、取り残しを減らすためです。

清掃は1回では終わりません。根の中の状態を確かめながら、数回に分けて進めていきます。途中で仮の蓋をして帰っていただくのは、外から細菌が入らないようにするためです。次回まで日が空くほど、この蓋の役割は大きくなります。

※マイクロスコープ使用の根幹治療は自費診療となります。くわしくはこちらのページをご確認ください。

薬を詰めて土台と被せ物を作る

きれいになったことを確かめてから、根の中に薬を詰めます。そのうえで土台を立て、型を取って被せ物を作るという流れです。清掃が終わるまでに数回、そこから被せ物が入るまでにさらに数回と、段階を踏んでいきます。

被せ物が入ったら終わりというわけでもありません。噛み合わせを合わせる調整が要りますし、入れた後にしばらく様子を見ていただくこともあります。違和感が残るときは、遠慮なくお申し出ください。

通院が思ったより長くなるのはなぜか

1回で終わらせてほしいというお気持ちは、よく分かります。それでも分けて進めるのには理由があります。

まとめて治せない理由

複数の歯を同時に削ると、噛める場所がなくなってしまいます。麻酔の範囲が広がる分、体への負担も大きくなるからです。噛める側を残しながら進めるために、順番に治していく形をとります。

型取りをした詰め物や被せ物は、その場では作れません。出来上がりを待つ期間が必要ですので、装着は次回です。

途中でやめると振り出しに戻る

仮の詰め物のまま来院が途切れると、その下で虫歯が進みます。根管治療の途中であれば、根の中に細菌が入り込んで、清掃をやり直すことにもなりかねません。予定していた回数より増えてしまう原因は、たいていここにあります。

仕事や家庭の都合で間隔が空きそうなときは、あらかじめお伝えください。通える頻度に合わせて、その日にどこまで進めておくかを組み直せます。連絡がないまま間隔が空いてしまうより、はるかに損が小さく済みます。

よくある質問

初診の日に治療は始まらないのか

痛みが出ている場合は、その日に応急処置を行います。痛みがない場合は検査と診断までで終わり、実際の治療は2回目からです。検査をせずに削りはじめることはありません。

初診で必要な持ち物はあるのか

マイナンバーカードまたは資格確認証、その他医療券等を必ずお持ちください。服用中のお薬がある方は、お薬手帳もあると確認が早く済みます。予約の10分ほど前にお越しいただけると、問診票の記入に余裕が生まれます。

レントゲンは毎回撮るのか

毎回ではありません。初診のときと、治療の節目で必要になったときに撮影します。前回の画像と見比べて変化を追うことにも使いますので、撮った画像は記録として残していきます。

詰め物の種類は選べるのか

削った範囲によって選べる幅が変わります。範囲が小さければその場でレジンを詰めますし、大きければ型を取って詰め物や被せ物を作る流れです。当院はセラミックによる治療にも対応していますので、選択肢は検査の説明のときにお伝えします。

治療は全部で何回くらいかかるのか

進み具合によります。削って詰めるだけで済む段階なら1回か2回、神経の処置に進むと数回にわたるのが目安です。初回の検査のあとに、見通しをお伝えします。

途中で通えなくなったらどうすればよいのか

まずはご連絡ください。仮の状態のまま放置すると、そこから虫歯が進んでしまいます。通える間隔に合わせて進め方を組み直すこともできますので、黙って中断するのは避けていただきたいところです。

虫歯治療を相談するなら鈴木歯科クリニックへ

鈴木歯科クリニックは、山形市南栄町にある歯科医院です。初診ではまずお話を聞いて検査を行い、次回に結果をご説明したうえで治療に入ります。

う蝕検知液で取るべき部分を染め分け、削る量を最小限にとどめる方針です。マイクロスコープと拡大鏡、歯科用CTを備えていますので、根の中や詰め物の内側まで確かめたうえで進められます。

診療時間は9時から18時までで、受付は17時まで、初めて受診される方の受付は16時までです。休診日は日曜と祝日ですので、土曜日にもお越しいただけます。医院専用の駐車場を20台分ご用意していますから、お車でも安心してご来院ください。

何をされるのか分からなくて不安だという方も、まずは検査からご相談ください。

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山形で歯医者・歯科医院をお探しの方は鈴木歯科クリニックにご相談ください。

虫歯治療・歯周病治療・矯正歯科・小児矯正歯科・審美歯科・予防歯科・インプラント・入れ歯などの治療に対応しております。 マイクロスコープ、歯科用CTレントゲンを完備しておりますので、より精密な治療が可能です。

〒990-2445 山形県山形市南栄町1-3-33
TEL:0120-68-1855
診療時間:9:00~18:00
休診日:日・祝日
駐車場有

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そのため治療までは2か月ほどお待ちいただく場合がございます。ご了承ください。

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