マイクロスコープを使った治療は保険診療で受けられる?費用の仕組み

マイクロスコープを使った治療は保険診療で受けられる?費用の仕組み

マイクロスコープを使った治療を調べていると、保険で受けられると書いてある記事と、自費だと書いてある記事の両方に行き当たります。どちらも間違いではありません。使う場面によって扱いが分かれるからです。

この記事の監修者

鈴木 喜之

鈴木 喜之(すずき よしゆき)

医療法人社団 鈴木歯科クリニック 理事長・院長

昭和大学歯学部を卒業後、同大学第2歯科補綴学教室(全部床義歯学)に入局。その後、平成8年に山形市にて鈴木歯科クリニックを開院。

「山形という地方でも良質な歯科医療を提供したい」という想いのもと、その場しのぎの治療ではなく「長く健康でいられるための治療」を理念として診療を行う。予防管理をはじめ、マイクロスコープを用いた精密治療やインプラントなど、口腔内全体の健康を長期的にサポートする包括的な歯科診療を提供している。

マイクロスコープを使えば必ず保険になるわけではない

 

保険が使えるかどうかは、道具ではなく処置の中身で決まります。マイクロスコープをのぞきながら治療したという事実だけでは、保険の対象になるかどうかは決まりません。

保険は処置ごとに決められている

保険診療は、国が定めた診療報酬という基準にしたがって計算されます。どの処置にいくらという対応があらかじめ決められていて、その一覧にないことは保険の対象になりません。マイクロスコープについても、使ってよい場面と、加算として認められる条件が定められています。

診療報酬は数年ごとに見直されており、直近では2026年度に改定が行われました。インターネット上には改定前の情報が数多く残っていますので、点数や条件を書いた記事を見つけても、そのまま現在に当てはまるとは限りません。

この記事でも、具体的な点数や対象となる歯の種類は書いていません。改定後の内容を公的な情報で確かめられていないためです。誤った条件をお伝えして「自分も保険で受けられるはずだ」と思っていただくことは避けたいと考えています。

施設基準の届出が要る項目がある

保険の中には、装置を持っているだけでは算定できず、あらかじめ厚生局へ届出をした医院でなければ認められない項目があります。設備と体制の両方が整っていることを確認する仕組みです。

そのため、同じ装置を導入していても、医院によって保険での扱いが違うことがあります。ホームページに装置の写真が載っているかどうかだけでは判断できません。

届出が必要な仕組みになっているのは、装置さえあれば十分というわけではないからです。使いこなす体制や、あわせて必要な検査の設備が整っているかまで含めて確かめる必要があります。その分、届出のある医院かどうかは、患者側からは分かりにくくなっています。

保険と自費で何が変わるのか

 

変わるのは金額だけではありません。かけられる時間と、使える材料と、進め方の自由度が変わります。

窓口でお支払いいただく金額

保険診療の費用は全国共通の計算で決まり、ご加入の健康保険の負担割合に応じて窓口でのお支払いが決まります。自費診療には公定の価格がありませんので、医院ごとに設定されます。

同じ処置を同じ回数だけ受けたのであれば、保険の窓口負担はも他の地域でもほとんど変わりません。一方で自費の金額は医院ごとに幅がありますから、金額だけを見比べても内容の差までは分かりません。

かけられる時間と回数

保険診療は、処置ごとに標準的な進め方が想定されています。自費診療では時間の制約が緩やかなため、1回に長く時間をかける進め方も選択肢です。根の中の清掃のように、時間をかけるほど精度が上がる処置では、この差が出やすくなります。

使える材料

保険で使える材料は決められた範囲に限られます。自費であれば範囲外の材料も選べる代わりに、そのぶん費用は高くなるのが通例です。どちらが優れているという単純な話ではなく、目的に合うかどうかで選びます。

どちらを選ぶかは相談して決める

どの処置をどちらで受けるかは、口の中の状態と、何を優先したいかによって変わります。検査の結果をお伝えするときに、選べる範囲をご説明しますので、その場でお尋ねください。

当院は施設基準の届出をしている医院です

 

鈴木歯科クリニックは、2020年4月より厚生労働省が定める「かかりつけ歯科機能強化型歯科診療所」の届出を行っています。略して「か強診」と呼ばれる施設基準です。

この基準を満たすには、緊急時の対応や医療事故、感染症対策などの研修を修了した常勤の歯科医師が配置されていることなど、複数の条件をクリアする必要があります。AEDや酸素供給装置、血圧計、救急蘇生セットも当院の備えの一部です。

歯科用CTとマイクロスコープも導入しており、根管治療においては精密治療に重きを置いています。

ただし、か強診と手術用顕微鏡に関する施設基準は別の制度です。マイクロスコープを使った処置がご自身の場合に保険で受けられるかどうかは、検査のうえでご説明しますので、受診時にお尋ねください。

▶マイクロスコープの詳細はこちら

保険で受けられないと言われたら損なのか

そうとは限りません。保険の対象外だという説明は、その処置が不要だという意味でも、質が劣るという意味でもありません。

保険の範囲は広くも狭くもある

保険は、多くの方が必要とする標準的な治療を、誰もが同じ負担で受けられるようにする仕組みです。裏を返せば、限られた条件の中で組み立てられています。範囲外の選択肢が示されたときは、なぜそれを勧めるのかを聞いてみてください。

理由を聞いてみると、保険の範囲で十分に対応できる場合もあります。逆に、状態が難しく時間をかけたほうがよいという説明であれば、そこには根拠があります。勧められたから受ける、あるいは自費だから断るという決め方は、どちらももったいない選び方です。

金額だけで比べない

自費が高いのは確かですが、比べるべきは1回あたりの金額ではありません。何回通うことになるのか、その歯を何年使えそうなのか、やり直しになったときにどうなるのか、そこまで含めて聞いたうえで判断してください。

迷ったときは、保険で進めた場合と自費で進めた場合の両方について、見通しを説明してもらうとよいでしょう。片方だけを聞いて決める必要はありません。

受診前に確かめておきたいこと

 

金額の不安は、聞くことでほとんど解消できます。遠慮なくお尋ねください。

まず、ご自身の症状が保険で進められる範囲なのかを聞いてください。次に、自費を勧められた場合はその理由を確かめます。そのうえで、それぞれの場合にどのくらいの回数がかかりそうかを聞いておきましょう。最後に、途中で方針が変わる可能性があるかどうかも確かめておくと安心です。

電話の段階で総額を確定させることはできません。口の中を見て検査をしないと、必要な処置が決まらないためです。それでも、それぞれの場合の目安は聞いておけます。

聞きにくいと感じる方が多いところですが、費用の話を先にしておくほうが、あとの行き違いを防げます。治療が始まってから金額を知って通院が止まるより、始める前に納得しておいたほうがご自身にとって有利です。

説明を聞いても分からなかったときは、その場で聞き直してください。専門用語のまま流れてしまうと、何に同意したのかが曖昧なまま進みます。紙に書いてもらう、あとで確認できる形で渡してもらうという頼み方もできます。

よくある質問

マイクロスコープを使うと必ず自費になるのか

なりません。処置の中身と、その医院が届出をしている施設基準によって変わります。装置を使うことと保険の対象になることは、別々に決まるとお考えください。

保険証を持っていけば必ず保険で治療してもらえるのか

保険の対象となる処置であれば適用されます。ただし、範囲外の材料や方法を選んだ場合は自費です。どちらを選ぶかは、説明を聞いたうえでお決めいただけます。

同じ治療でも医院によって金額が違うのはなぜか

保険診療であれば、同じ処置を同じ回数受けた場合の計算は全国共通です。金額に差が出るのは、自費の部分か、行った処置の内容や回数が違う場合です。

インターネットで見た点数と窓口の金額が合わないのですが

2026年度に診療報酬が改定されていますので、改定前の情報を見ている可能性があります。また、初診料や検査、レントゲンなど処置以外の費用も加わります。実際の金額は受診した医院にご確認ください。

自費で受けた場合、医療費控除の対象になるのか

治療を目的とした診療であれば対象となる場合があります。ただし判断は税務の扱いですので、領収書を保管したうえで、詳しくはお住まいの地域の税務署にご確認ください。

途中から自費に切り替えることはできるのか

処置の段階によります。始めてしまうと切り替えられない場面もありますので、選択肢があるうちに説明を聞いておくことをおすすめします。

▶マイクロスコープを使った治療の料金はこちら

マイクロスコープを使った治療を相談するなら鈴木歯科クリニックへ

鈴木歯科クリニックは、山形市南栄町にある歯科医院です。2020年4月より厚生労働省が定める「かかりつけ歯科機能強化型歯科診療所」の届出を行っています。

歯科用CTとマイクロスコープ、拡大鏡を備えており、根管治療においては精密治療に重きを置いています。神経を極力残すことを目指した治療を行っており、簡単に諦めて神経を抜く治療には移行しません。

診療時間は9時から18時までで、受付は17時まで、初めて受診される方の受付は16時までです。休診日は日曜と祝日ですので、土曜日にもお越しいただけます。医院専用の駐車場を20台分ご用意していますから、お車でも安心してご来院ください。

保険で受けられるのかどうかも含めて、まずは検査からご相談ください。

▶Web予約はこちら

山形で歯医者・歯科医院をお探しの方は鈴木歯科クリニックにご相談ください。

虫歯治療・歯周病治療・矯正歯科・小児矯正歯科・審美歯科・予防歯科・インプラント・入れ歯などの治療に対応しております。 マイクロスコープ、歯科用CTレントゲンを完備しておりますので、より精密な治療が可能です。

〒990-2445 山形県山形市南栄町1-3-33
TEL:0120-68-1855
診療時間:9:00~18:00
休診日:日・祝日
駐車場有

電話をかける WEB予約 メール相談

初めての方へ

当院では歯の健康を守っていくため、検査と歯茎の治療から進めています。
そのため治療までは2か月ほどお待ちいただく場合がございます。ご了承ください。

再診の方へ

衛生士枠でのメンテナンスのみ予約が可能です。
初期設定によりご予約ができない場合がございます。ご了承ください。

ネット予約はこちら
ページトップへ