プレオルソは何歳から始められる?年齢より大切な3つの条件
お子さまの歯並びが気になり始めて、プレオルソという装置を知った方も多いかもしれません。取り外しのできるマウスピース型の装置で、就寝中と日中の一部だけ使います。始める時期はお子さまの年齢だけでは決まりません。歯の生えかわりの段階と、装着のルールを守れるかどうかで判断します。
この記事の監修者

鈴木 喜之(すずき よしゆき)
医療法人社団 鈴木歯科クリニック 理事長・院長
昭和大学歯学部を卒業後、同大学第2歯科補綴学教室(全部床義歯学)に入局。その後、平成8年に山形市にて鈴木歯科クリニックを開院。
「山形という地方でも良質な歯科医療を提供したい」という想いのもと、その場しのぎの治療ではなく「長く健康でいられるための治療」を理念として診療を行う。予防管理をはじめ、マイクロスコープを用いた精密治療やインプラントなど、口腔内全体の健康を長期的にサポートする包括的な歯科診療を提供している。
年齢の数字よりも、3つの条件がそろうかで決まります
プレオルソは小児期のお子さまを対象とした装置です。ただし何歳になったら始められるという一律の線引きがあるわけではありません。次の3つがそろっているかを見て判断します。
対象となる歯並びかどうか
プレオルソには3つのタイプがあり、上顎前突や叢生、過蓋咬合に対応するもの、開咬に対応するもの、反対咬合に対応するものに分かれています。どのタイプが合うのか、そもそも対象になるのかは、検査で確かめます。
歯並びが気になるという理由だけでは、この装置が向いているかどうかは決まりません。上の前歯が出ている、下の前歯が前に来ている、歯が重なって生えているなど、状態によって使う装置も進め方も変わってきます。まずは何が起きているのかを確かめるところからです。
装着のルールを守れるかどうか
ここが実質的な開始条件です。詳しくは次の章でご説明しますが、決められた時間つけられなければ結果につながりません。お子さま自身が理解して続けられるか、ご家族が見守れるかが、年齢の数字より大切です。
同じ年齢でも、お子さまによって受け止め方はまったく違います。嫌がるものを無理に続けさせても、装着時間は埋まりません。始める前に、なぜこれをつけるのかをお子さま本人にも説明し、納得してもらう時間を取ってください。
生えかわりの段階が合っているかどうか
乳歯と永久歯が入れかわる時期は、お口の状態が大きく動きます。どの段階にあるかで、今が適した時期なのか、もう少し待つほうがよいのかは別です。レントゲンで永久歯の位置を確かめたうえでご説明します。
装着時間は決まっています
プレオルソの装着時間は、就寝中と日中の1時間です。これはメーカーが定めているもので、当院でも同じようにご案内しています。
守れなければ効果は得られません
決められた装着時間を守れなかった場合、効果は得られません。当院ではこの点を最初の段階で必ずご説明し、同意書に署名をいただいたうえで始めています。
厳しい言い方に聞こえるかもしれませんが、あいまいにしたまま始めるほうがお子さまにとって不利益です。装置を作ってから続けられないと分かるより、始める前に生活と合うかを考えていただくほうがよいと考えています。
つけ忘れた日が続くと、そのぶん結果は遠のきます。カレンダーに印をつける、決まった場所に置いておくなど、続ける仕組みをご家庭で用意しておけると理想的です。うまくいかない日があっても責めずに、翌日から戻せばよいとお考えください。
日中の1時間をどこに置くか
就寝中は寝ている間ですので、意識せずに済みます。難しいのは日中の1時間です。学校から帰った後、宿題をしている時間、テレビを見ている時間など、ご家庭で続けられる時間帯を先に決めておくと定着しやすくなります。
装着中は話しづらくなりますので、人と会話する時間帯は避けたほうが続きます。
プレオルソで解決できないこともあります
始める前に知っておいていただきたいことがあります。この装置は、すべての歯並びを完全に整えるためのものではありません。
目指すのは80%の歯並び
プレオルソは100%の歯並びを目指す装置ではなく、80%を目指すものだとお考えください。ここを理解しないまま始めると、期待と結果が食い違います。
見た目が完全に整うことを想像しておられる場合は、その差が不満につながります。逆に、今より良くなればよいとお考えであれば、この装置の性質に合うはずです。何を期待して始めるのかを、最初に言葉にしておいてください。
さらに整えたい場合は、別の方法の検討が必要です。どこまでを目標にするのかは、始める前にご相談ください。
半年で変化が出なければ難しい
始めてから半年たっても変化が出ない場合、プレオルソでの改善は難しいと考えられます。だらだらと続けるのではなく、この時期に一度立ち止まって判断します。
見極めが早いことは、お子さまにとってもご家族にとっても悪い話ではありません。合わない方法を続けるより、別の選択肢に切り替える判断が早くできるためです。
返金はできません
装置を作った後の返金は行えません。装着時間を守れなかった場合も同様です。だからこそ、始める前に説明を尽くし、同意書に署名をいただく手順をとっています。
費用と交換について
自由診療のため、保険は使えません。費用は全額をご負担いただきます。
当院の費用は、1つ目が20,000円、2つ目からが30,000円です。いずれも税別の金額です。プレオルソの価格は医院によって設定が異なりますので、他院と比べる場合はこの点にご注意ください。
装置は約1年ほどで劣化してきますので、必ず交換が必要です。1回作れば終わりではなく、続ける限り交換の費用がかかるとお考えください。治療の期間がどのくらいになりそうかによって、総額も変わってきます。
始める前に、何個くらい必要になりそうかの見通しをお尋ねください。1つ目の金額だけで判断すると、後から想定と違ってきます。
なお、この費用のほかに検査の費用がかかります。虫歯が見つかればその治療も先に必要です。お口全体でいくらになりそうかを、検査の結果をお伝えするときにあわせてご説明します。
よくある質問
何歳になったら相談すればよいのか
歯並びが気になった時点でご相談ください。すぐに始めるかどうかは別として、今の生えかわりの段階を確かめておくことに意味があります。待つほうがよい場合はその旨をお伝えします。
学校がある日でも装着時間を確保できるのか
日中の1時間は、まとまった時間でなくても構わない場合があります。ご家庭の生活に合わせた組み方を一緒に考えますので、ご相談ください。
途中でやめることはできるのか
続けるかどうかはご家族とお子さまの判断です。ただし返金は行えませんので、始める前によくご検討ください。
装置をなくしたり壊したりしたらどうなるのか
作り直しが必要です。費用については受付でご確認ください。ケースに入れて保管する習慣をつけていただくと、紛失を防げます。
プレオルソだけで歯並びは整うのか
目指すのは80%の歯並びです。さらに整えたい場合は、別の方法の検討が必要です。どこまでを目標にするかを先に決めておいてください。
装着中に痛みは出ないのか
強い痛みが出る装置ではありませんが、慣れるまで違和感を訴えるお子さまはおられます。数日で慣れる場合がほとんどです。痛みが続くようであれば調整しますので、そのままにせずお知らせください。
ほかの矯正方法とどう違うのか
取り外しができ、装着時間が就寝中と日中1時間に限られる点が特徴です。ご自身のお子さまに合うかどうかは、歯並びの種類と生活のしかたによって変わりますので、検査のうえでご説明します。
子どもの歯並びを相談するなら鈴木歯科クリニックへ
鈴木歯科クリニックは、山形市南栄町にある歯科医院です。プレオルソによる治療に対応しており、始める前に費用と装着のルール、目指せる範囲をすべてご説明したうえで、同意書に署名をいただいてから開始します。
歯科用CTを備えていますので、永久歯の位置や生えかわりの段階を確かめたうえで、今が適した時期かどうかをお伝えします。
診療時間は9時から18時までで、受付は17時まで、初めて受診される方の受付は16時までです。休診日は日曜と祝日ですので、土曜日にもお越しいただけます。医院専用の駐車場を20台分ご用意していますから、お子さま連れでも安心してご来院ください。
まだ始めるかどうか決めていないという段階でも構いません。まずは検査からご相談ください。
山形で歯医者・歯科医院をお探しの方は鈴木歯科クリニックにご相談ください。
虫歯治療・歯周病治療・矯正歯科・小児矯正歯科・審美歯科・予防歯科・インプラント・入れ歯などの治療に対応しております。 マイクロスコープ、歯科用CTレントゲンを完備しておりますので、より精密な治療が可能です。
〒990-2445 山形県山形市南栄町1-3-33
TEL:0120-68-1855
診療時間:9:00~18:00
休診日:日・祝日
駐車場有



