プレオルソで口が開くのはなぜ?効果が出ないときに確かめること

プレオルソで口が開くのはなぜ?効果が出ないときに確かめること

プレオルソをつけて眠っているはずなのに朝見ると口が開いている、日中の1時間もうまく閉じられていないというご相談はよくいただきます。装置を入れれば自動的に口が閉じるわけではありませんので、まずは何が起きているのかを切り分けてください。

この記事の監修者

鈴木 喜之

鈴木 喜之(すずき よしゆき)

医療法人社団 鈴木歯科クリニック 理事長・院長

昭和大学歯学部を卒業後、同大学第2歯科補綴学教室(全部床義歯学)に入局。その後、平成8年に山形市にて鈴木歯科クリニックを開院。

「山形という地方でも良質な歯科医療を提供したい」という想いのもと、その場しのぎの治療ではなく「長く健康でいられるための治療」を理念として診療を行う。予防管理をはじめ、マイクロスコープを用いた精密治療やインプラントなど、口腔内全体の健康を長期的にサポートする包括的な歯科診療を提供している。

口が開いたままでは、装着したことになりません

プレオルソは、就寝時と日中1時間の装着が決められています。ここで大切なのは、口に入れていた時間ではなく、唇を閉じた状態で入っていた時間だという点です。

唇が閉じていて初めて成り立ちます

装置を入れていても口が開いたままでは、狙った働きかけになりません。当院では、決められた装着時間を守れなかった場合は効果が得られないとお伝えし、同意書に署名をいただいたうえで始めています。

厳しく聞こえるかもしれませんが、口が開いたまま朝を迎えた日が続いているのに、半年後に変化を期待するのは難しいという意味です。まずは現状を正確に把握してください。

責めるための話ではありません。うまくいっていないと分かった時点で手を打てば、間に合う場面は多くあります。逆に、できているつもりのまま半年が過ぎてしまうと、装置が合わなかったのか使えていなかったのかの区別すらつかなくなります。

つけていた時間より、閉じていた時間

朝起きたときに装置が外れていた、口が開いていた、そういう日が週にどのくらいあるかを数えてみてください。感覚ではなく日数で見ると、状況がはっきりします。

週の半分で口が開いているなら、装着できている時間は想定の半分ということです。そこが分かれば、次に何を変えればよいかも見えてきます。お子さまを責めるのではなく、続けられる条件を整えるという発想で見直してください。装着の時間帯、寝る前の過ごし方、装置の置き場所など、変えられるところから手をつければ数字は動きます。

口が開いてしまう主な理由

理由が分かれば対処も変わります。よくあるのは次の4つです。

鼻がつまっている

鼻で息ができなければ、口を閉じたままではいられません。アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎、扁桃やアデノイドの肥大などが背景にあることがあります。この場合、歯科だけで解決できませんので、耳鼻咽喉科への受診をおすすめすることがあります。

季節によって症状が変わる場合も、鼻が関係している可能性が高いはずです。花粉の時期だけ口が開くようになったというお話も珍しくありません。いつから、どんなときに口が開いているのかを思い出してみてください。

まだ慣れていない

始めたばかりの時期は、異物感から無意識に口が開いてしまうことがあります。数日から数週間で慣れる場合が多いところです。慣れないうちは、起きている時間に短く区切って練習していただくと定着しやすくなります。

いきなり一晩つけ通すのが難しければ、日中の練習から始めても構いません。慣れてから就寝時に移すという順序でも、結果的に装着できる時間は増えます。

唇を閉じる力が弱い

普段から口が開いていることが習慣になっている場合、唇の力だけでは閉じ続けられません。この状態は装置の問題ではなく、お口の機能の問題です。この点は後の章でご説明します。

装置が合っていない

サイズや型が合っていない、劣化してきているという可能性もあります。プレオルソは約1年ほどで劣化してきますので、交換の時期が来ていないかも確認します。気になる場合は、次回の来院を待たずにご相談ください。

装置は消耗品です。見た目に変化がなくても、素材が硬くなったり形が変わったりしていることがあります。作ってからどのくらい経ったかを把握しておいてください。

装置だけでは口が開く癖は解決しません

プレオルソは歯列矯正用咬合誘導装置として認証されており、歯並びと噛み合わせに働きかけます。

装置の設計としてできること

メーカーは、装着すると自然と舌が持ち上がる構造を採用していること、頬や舌など口腔周囲筋のバランスに着目した設計であることを示しています。

出典:プレオルソ(フォレスト・ワン株式会社)

装置だけでは足りないこと

一方で、口が常に開いている状態そのものは、歯並びとは別の問題として見る必要があります。指しゃぶりや舌の癖、鼻がつまっているといった背景があれば、そちらへの対応も並行して必要です。

当院では、口の機能の面から見るべき状態かどうかも含めて検査で確かめます。装置をつけているのに口が開き続けている場合は、そもそも別の対応が先かもしれません。

家庭でできることと、相談すべきタイミング

ご家庭でできる工夫もありますが、抱え込まずに早めにご相談いただくほうが結果につながります。

つける時間帯を見直す

日中の1時間は、テレビを見ている時間や宿題をしている時間など、話さずに過ごせる時間帯に置くと続きます。会話する時間帯に重ねると、外してしまう回数が増えます。

記録をつける

つけられた日とつけられなかった日を、カレンダーに印をつけて残してください。来院時にそれを見ながら相談できると、原因の切り分けが早くなります。

早めに相談したほうがよい場合

朝起きたときに毎回外れている、口が開いたままの日が続いている、鼻がつまっていて息苦しそうにしているといった状態が続くようであれば、次回の予約を待たずにご連絡ください。

半年たってから振り返るより、途中で軌道修正できるほうがお子さまの負担も小さく済みます。

よくある質問

寝ている間に外れてしまうのですが

よくあることです。外れた回数や時間帯を記録して、来院時にお知らせください。サイズや装着のしかたで改善できる場合と、別の理由がある場合があります。

口にテープを貼ってもよいのか

自己判断では行わないでください。鼻がつまっている状態で口をふさぐと、かえって危険です。気になる場合は、まず鼻の通りを確かめるところからご相談ください。

日中の1時間は分けてもよいのか

分けられる場合があります。ご家庭の生活に合わせた組み方を一緒に考えますので、続けにくいと感じたら早めにお伝えください。

口が開いていても、つけていれば意味はあるのか

唇を閉じた状態で入っていることが前提です。開いたままの時間は、装着時間として数えられないとお考えください。

鼻炎があるのですが使えるのか

状態によります。鼻で息ができない状態が続いている場合は、耳鼻咽喉科での治療が先です。検査のうえでご説明します。

兄弟が使っていたものを試してもよいのか

おやめください。装置はお一人ずつの状態に合わせて選びます。合わないものを使っても効果は得られず、かえって噛み合わせに影響することがあります。

何か月続ければ口が閉じるようになるのか

装置だけで口が閉じるようになるとはお伝えできません。半年で歯並びの変化が出なければプレオルソでの改善は難しいと考えますので、その時点で方針を見直します。

子どもの歯並びを相談するなら鈴木歯科クリニックへ

鈴木歯科クリニックは、山形市南栄町にある歯科医院です。プレオルソによる治療に対応しており、始める前に装着のルールと目指せる範囲をすべてご説明したうえで、同意書に署名をいただいてから開始します。

装置をつけているのに口が開いてしまうという段階でも、そのままにせずご相談ください。装置の問題なのか、鼻や口の機能の問題なのかを切り分けたうえで、次にすべきことをお伝えします。

診療時間は9時から18時までで、受付は17時まで、初めて受診される方の受付は16時までです。休診日は日曜と祝日ですので、土曜日にもお越しいただけます。医院専用の駐車場を20台分ご用意していますから、お子さま連れでも安心してご来院ください。

まだ始めていない段階のご相談でも構いません。まずは検査からお声がけください。

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山形で歯医者・歯科医院をお探しの方は鈴木歯科クリニックにご相談ください。

虫歯治療・歯周病治療・矯正歯科・小児矯正歯科・審美歯科・予防歯科・インプラント・入れ歯などの治療に対応しております。 マイクロスコープ、歯科用CTレントゲンを完備しておりますので、より精密な治療が可能です。

〒990-2445 山形県山形市南栄町1-3-33
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診療時間:9:00~18:00
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